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ブリッジや入れ歯のをお使いの方へ、リスクから歯を守りましょう!

2021年01月20日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。

大寒、一年で一番寒い時期だそうです。昨日は冷たい北風で寒く感じましたが今日は風がないだけでとても穏やかな晴れ間でした。

コロナの影響で外出を控えるように言われていますが、寒いと余計に鬱々としてしまいますが、何か気の晴れることを探してそれを楽しみにするのも良さそうです。暖かくなったらこんなことしてみたい!とかいろいろ探してみましょう。

 

さて、本日はブリッジや入れ歯についてのお話です。

歯は再生しないため、どんな治療をしても、完全に元の状態には戻りません。特に歯を失ってしまった場合には、様々な「次のリスク」を抱えることになります。「次のリスク」を正しく理解して、1本でも多くの歯を残せるようにしていきましょう。

 

ブリッジ

歯が抜けてしまった場合、その部分を橋のようにして補うのが「ブリッジ」です。入れ歯のように取り外す必要もないので日常の使用はとても楽ですが、橋の支えとなる歯いは大きな負担がかかります。もし支えとなる歯が折れてしまうと、新しいブリッジを作る必要がありますが、今度はより多くの支えとなる歯が必要となり、さらに折れてしまうリスクが高まります。

これを繰り返し、次々と歯を失う方が少なくありません。そもそもブリッジは歯ぐきから浮いた部分にプラークがたまりやすいので、それが歯周病やむし歯の原因となります。つまり支えとなる歯にダメージを与えやすい環境にあります。

ブリッジの拡大を防ぐためには、日頃からの十分なケアと、定期的なチェックが大切です。

 

入れ歯

失った歯を補う方法としてブリッジの他に「入れ歯」があります。入れ歯にはクラスプと呼ばれる金属の「バネ」がついていて、このバネを健康な歯に引っ掛けることで、入れ歯を固定します。しかし、不安定な入れ歯を健康な歯が受け止めるわけですから、ブリッジと同様、抜けたりするリスクが常につきまといます。

しかも、入れ歯はご覧のように形が複雑で、プラークがたまりやすく、ケアを疎かにすると、あっという間に健康な歯がむし歯や歯周病になってしまうという、二重のリスクを抱えています。これ以上歯を失わないためには、日頃のケアが大切です。もし、正しいケアがわからないという場合には、いつでもお気兼ねなくご相談ください。

歯周病とその原因 〜お口豆知識

2021年01月13日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。

コロナ禍は依然として猛威を震っており大変な新年を迎えたような印象があります。

目に見えない新型ウイルスとどうやって共存していくか人類の知恵の踏ん張りどころです。

1日も早く安心して生活できるようになってほしいものです。

 

 

さて、本日は歯周病の原因となる歯垢と歯石についてお話します。

 

歯周病とは上の写真のような「細菌」が引き起こす病気。「歯垢(プラーク)」は細菌のかたまりです。歯垢はやがて「歯石」となり細菌の格好のすみかとなります。

こうした細菌を減らしたり、細菌が増えにくい環境をつくることが歯周病治療の基本と言われています。

 

歯の表面についている、黄白色でねばねばしたものが歯垢です。プラークとも呼ばれます。

ただの食べかすだと思われがちですが、実際は細菌のかたまりです。

わずか1mgの歯垢に数十億もの細菌がいるとも言われています。

この細菌が、むし歯はもちろん、歯周病の原因となります。

ブラッシングによって歯垢をとることがむし歯・歯周病予防の基本とされるのはこのためなんです。

 

歯垢がたまったままの状態にしていると、やがて細菌は唾液の中のカルシウム成分などと混ざり、歯石となります。

歯石は表面がでこぼこしており、さらなる歯垢や食べかすがそこにたまりますので、細菌が繁殖するには格好の環境となります。

また、歯石は想像以上に硬いもので、歯磨きでは除去できません。そのため、歯石ができてしまうと、一気に歯のまわりの細菌が増えていきます。

 

普段のご家庭でのセルフケアと歯科医院での定期的な検診に通っていただいて歯周病の予防をしていきましょう。

歯みがき出来ていますか? 〜お口豆知識

2021年01月7日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

さて、本日は「歯のみがき方」についてです。
歯はとても複雑な形をしています。また、歯並びによってはなかなか歯ブラシが届かないところもあります。
自分ではしっかり磨いているつもりでも、チェックをしてみると、多くの歯に磨き残しがあるということも頭の片隅にあるといいです。
正しい歯みがきをする上でなによりも大切なこと、それは、自分のみがきにくいところが、いったいどこなのかを正しく知ることと言われています。

歯みがきには様々な手法があります。しかし、どれも最終的な目的は「しっかりプラーク(歯こう)を落とすこと」。つまり、大切なのは自分のみがきにくい歯を知り、しっかりみがけるようにすることです。
それには、まず歯科クリニックでしっかり指導してもらうのがもっとも近道。
染め出しをすれば、みがき残しがすぐにわかります。

自己流でがんばるよりも確実にプラーク(歯こう)を落とせるようになりますよ!
皆さんもよく名前はご存知の「プラーク(歯こう)」ですが、これはただの食べかすではありません。
その正体は「細菌のかたまり」。
この細菌がむし歯や歯周病などを引き起こします。食後の食べかすはおよそ3分程度経過するとプラークに変化し始め、むし歯の原因となる酸を出し始めるといわれています。
そのため歯みがきはプラークになる前の食後3分以内がベストです!
遅くとも食後10分以内にはみがきたいところですね。

余談ですが、私は常に歯ブラシと歯みがきをカバンに入れて持ち歩いてます。旅行先で例えば何か昼食を摂るとします。そこで歯みがきできる環境にないと公園や道の駅とかを探して歯みがきをするのです。なんとなく癖になっていて食後に歯みがきできないとちょっと気持ちよくないです。

こんなところがみがきにくい!ベスト3です。
第1位 歯並びが悪いところ
第2位 利き手側の歯
第3位 前歯の裏側(上下とも)
ご自分でみがきにくいと思っていたところとあてはまりましたか?
磨きにくいところを意識してブラッシング習慣続けていけるといいですね。

年末年始休診のお知らせ

2020年12月28日

令和2年12月29日(火)〜令和3年1月4日(月)は年末年始休業のため休診となります。

皆様にはご不便おかけいたしますが、予めご了承のほどよろしくお願いいたします。

尚、令和3年1月5日より通常診療となります。

 

山口歯科クリニック

歯ブラシの選び方 〜お口豆知識

2020年12月16日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。

今年も残すところ後二週間、お忙しくされているかたも多いと思います。

時には少し立ち止まって一休み、自分の時間も大事にしたいですね。

さて、本日のお口豆知識は、歯ブラシの選び方です。
みなさん歯ブラシはどんなものを選んでますか?
ドラッグストアやスーパーなどで目についたものでしょうか、CMでよく見かけるものをお使いの方も多いことと思います。
歯ブラシは毛先がかたいほどプラーク(歯垢)が落ちやすくなります。
しかし、あまりに硬すぎると歯と歯の間に入りにくかったり、歯や歯ぐきを痛めることにもなってしまいます。


基本的には普通のかたさを選ぶようにしましょう。
また、歯肉が腫れている場合は、刺激を与えないようにやわらかめの歯ブラシがおすすめです。


適切なかたさのものでも、しっかり歯に当たらないのでは意味がありません。
小さなお口に大きな歯ブラシでは隅々まで磨くことが難しいでしょう。
反対に、大きなお口に小さな歯ブラシでは時間がかかり磨き残しの恐れもあります。
サイズも自分の口に合ったものを選びましょう!
主に使用するメインの歯ブラシが決まったら、さらにしっかり磨けるように、さまざまな歯磨きツールを使ってみるのもいいでしょう


例えば、歯の隅々を磨く小さな歯ブラシ、歯と歯の間の隙間を磨く歯間ブラシ・フロスなど磨きにくいところ専用のツールがいろいろあります。
ぜひ自分に合ったツールを探してみてくださいね。


歯ブラシには寿命があります。
毛先が広がってくると磨きにくくなるのでそのあたりを目安にされている方も多くみられます。実は歯ブラシの寿命は1ヶ月と言われています。それ以上使うとブラシ先のナイロンが劣化して細菌がつきやすくなってしまいます。
1ヶ月以上使った歯ブラシにはトイレの水の約80倍も細菌がいるという報告もあるぐらいです。


歯ブラシがすぐに大きく広がってしまうのはブラシの力が強く力を入れすぎなので注意が必要です。


歯ブラシはたくさん種類もあって何を選んだらいいか分からなくなってしまいますよね。

 


「歯ブラシは自分にあっているのかな?」疑問に感じたら歯科クリニックでご相談くださいね。ご自分でお使いの歯ブラシを持参していただくのもいいかもしれません。
歯ブラシ選びのお手伝いをさせていだだきますね。
美味しい食事、楽しんだ後はしっかり歯磨き忘れずに!

不規則な食生活とむし歯  〜お口豆知識

2020年12月9日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。

今年もあと三週間、やり残しがないようもう一度振り返ってあせらずに進んでいきたいものです。

 

さて、本日は不規則な食生活についてです。

よく言われるように「ダラダラ食べ」や「間食」はダイエットの大敵。でも、それだけではありません。不規則な食生活が続くと、むし歯にもなりやすいといいます。

さて、どんなことからむし歯になりやすいのでしょうか?

「実は食事のたびにむし歯になっている!」

というと驚きますよね。食事をすると、食べ物に含まれる糖質により、わずか3分ほどでむし歯菌が歯の表面を溶かし始めます。これを「脱灰(だっかい)」といいます。

しかし、しばらくすると、今度は唾液の作用により溶けた表面が再び修復されていきます。これを「再石灰化」といいます。

 

歯の表面はこのように「脱灰」と「再石灰化」を繰り返しています。つまりこれはむし歯になったり、治ったりを繰り返している状態です。

しかし、「脱灰」がすすみすぎると、唾液の力では修復することができなくなり、やがて歯の内部まで溶け出します。

こうなると歯科での治療が必要になってしまいます。

 

「不規則なダラダラ食べがむし歯を引き起こす」

このように、お口の中では「脱灰」と「再石灰化」が繰り返されています。しかし、ダラダラ食べていたり、間食などが多いと「脱灰」ばかりが進むようになり、治療が必要な「むし歯」になりやすいです。

 

「むし歯になりにくい食生活のポイント」

 

・ダラダラ食べ、間食をやめる

「脱灰の時間を少なくする

 

・食後にしっかり歯を磨いて「糖質」「むし歯菌」を洗い流す。

「脱灰の原因を排除する

 

・キシリトール・リカルデントなどを摂取する

「再石灰化」を強化する作用がある

 

いかがでしたでしょうか。私もつい間食してしまいますので自分でも気をつけたいです。

メタボの怖さ、知ってますか? 〜お口豆知識

2020年12月3日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。

12月に入って世間でも忙しくなってきたように思います。お昼過ぎのスーパーでもレジ待ちの行列があったり、郵便局でも窓口に20人ぐらい待っているとかを目にするとなんとなく師走だなと思ってしまいます。

忙しい時は気を抜くと風邪をひいたりしてしまいます。力の抜き方も意識していきたいところです。

 

さて、今日はメタボの正しい意味について知っておいていただきたお話です。

「最近お腹が出てきちゃって、、、」と鏡を見てはため息をついてる方も多いのではないでしょうか。メタボリックシンドローム(以下メタボ)の判断基準はきちんと決まっており、日本では以下のような基準です。

「ウエスト周囲が基準値を超え、かつ高血糖、高血圧、脂質異常症(高脂血症)のうち2つ以上があてはまる場合」

ウエスト周囲の基準値

男性:85cm

女性:90cm

メタボを放っておくと、動脈硬化が進んで血流が悪くなり、脳血管疾患、心血管疾患、糖尿病など、命にかかわる病気のリスクが高まります。

実際に、肥満・高血圧・糖尿病・脂質異常症(高脂血症)のうちいずれか一つを持つ方は、何も持たない方に比べて心疾患になる危険性が約5倍であり、3〜4つ持つ方は、その危険性が約36倍に跳ね上がるという研究結果があります。(危険因子・肥満・高血糖・高血圧・高コレステロール労働省作業関連疾患総合対策研究班の調査より)

 

実は歯周病を予防することはメタボを防ぐことにもつながります。その方法は実に単純明快。「よく噛んで食べること!」よく噛むと唾液がたくさん出て、食べかすが歯につきにくくなり、歯周病予防になります。

さらによく噛むことによって脳内の「満腹中枢を刺激してエネルギーを消費させる物質(神経ヒスタミン)」が活性化されメタボの予防に!よく「一口につき30回噛みましょう」といいますがこれにはきちんと意味があるのですね。

30回噛む→満腹中枢を刺激→食欲低下、このサイクルがいいということですね。

 

歯周病が全身疾患と大きな関わりがあると聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

近年、口腔内の小さな傷から血管内に入り込んだ歯周病菌が、さまざまな全身疾患に関係していることがわかってきました。その中にはメタボのリスクとしてあげた心・脳血管疾患や糖尿病なども含まれます。糖尿病が歯周病を悪化させ、さらにその歯周病が糖尿病を悪化させる、、、という負のスパイラルがあることや、動脈硬化をおこしている血管から歯周病菌が見つかった、という報告もされています。

歯周病菌と全身疾患との関わりとしては、脳梗塞、心筋梗塞・狭心症・高血圧、糖尿病の悪化、がん、骨粗しょう症、動脈硬化、誤嚥性肺炎、低体重児出産・早産のリスク、などがあります。

 

正しい食生活を心がけることに加え、メタボには適度な運動、ストレスの解消が必要と言われます。

歯周病には毎日の歯みがきと歯科医院でのメンテナンスが大切です。普段の習慣をほんの少しだけ見直すことも必要ですね。

 

 

抜歯する時に注意したいこと 〜お口豆知識

2020年11月26日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。

11月も末近くなり気がつけば今年も後一月足らずで暮れていきます。

今年一年でやり残したことがないように自分の身の回りの棚卸しも必要になってくるかもしれませんね。

 

さて、本日は抜歯する際の注意点についてです。

親知らずを抜いたり、他の原因で歯を抜かざるを得ないこともあるかと思います。

いくつか注意点をまとめてみますので参考にしてみてくださいね。

 

「他の病院にかかっている時」

歯科以外の病院にかかっている場合は、抜歯の前に限らず、必ずお伝えしてください。他の医院でているお薬の種類によっては、その影響で血が固まりにくいなどの場合があります。

また、糖尿病、肝臓病などの場合、各医院での連携が必要な場合もあります。

※他の病院に通院していることを必ずお知らせください

 

「抜歯の前の日」

とにかくリラックスして体調を整えておくことです!また、寝不足にならないように注意しましょう。ぬるめのお風呂にゆっくり入ると、リラックスできてさらに寝つきも良くなります。

もちろん、深酒は厳禁です!

※体調を整えてご来院ください

 

「抜歯の直前」

抜歯後しばらく食事ができないので、抜歯の4時間ぐらい前までにある程度の食事をしておくとよいでしょう。あとはリラックスするのみです!不安があれば遠慮なく気兼ねせずにクリニックスタッフに声をかけてくださいね。

※スタッフにお気軽にお声をかけてください

 

「抜歯後の注意」

抜歯後はしばらくガーゼを噛んで血が固まるのを待ちましょう。

また、固まった血は(血餅といいます)抜歯したところを感染から守ってくれる役割も果たしますので、流れてしまわないよううがいはできるだけ控えましょう。

また、抜歯当日は安静に。激しい運動、飲酒、喫煙、刺激性のある食べ物の摂取は控えましょう。

 

「抜歯後の腫れ」

抜歯後は腫れが続く場合がありますが、2、3日後がピークで少しずつおさまっていくケースがほとんどです。

あまりにも腫れや痛みがひどい場合は気兼ねなくクリニックスタッフに相談してください。

※数日は腫れが続くことがあります。

抜歯後はしばらく穴が空いて舌で触ると気になるものですが、しばらくすると歯ぐきの肉が塞がって気にならなくなります。

抜歯当日は歯ブラシでごしごしこすると出血してしまうこともあります。当日はやさしく歯ブラシ当てるようにしましょう。

年々増える口腔がん  〜お口豆知識

2020年11月19日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。

11月に入ってから天気が良く小春日和と言えるような日が続いています。各地でも気温が高くなっているようです。ある地域では最高気温が27度になったと言っていました。

この後急に冷え込んでくるのか、暖冬基調で季節が進むのかはわかりませんが、気温の差で体調崩さないようにしていきたいですね。

 

さて、本日は、年々増える口腔がんについてです。

がんといえば様々な部位に発症しますが、実はお口の中にも「口腔がん」と呼ばれるがんができます。その数は毎年増え続けており、40年前と比較しておよそ4倍にも。この先10年以内に1万人を超えるとも言われています。

口腔がんの5年生存率は胃がんの66.6%とほぼ変わらない63.5%(国立がん研究センター調べ)。言い換えれば、およそ40%もの方が5年以内に亡くなっていることになります。

その原因の一つが、「発見の遅れ」です。

日本では欧米の先進国に比べて「口腔がん検診」がまだ普及しておらず、見つかったときには進行しているケースが多いため生存率も低くなっています。

 

口腔がんはお口の一部を切除するなど食事や会話などに直結するので、後遺症が少ないことはとても重要です。実は口腔がんは、初期症状のうちに治療すれば完治する可能性が高く、後遺症も少なく澄みます。そこで大切なのが、「セルフチェック」。

内臓と違い、お口は自分でもチェックできますので、ぜひ月に一度はチェックしてみてください。

 

「口腔がんセルフチェックテスト」

□二週間以上治らない「口内炎のような盛り上がった傷」や「ザラザラしたただれ」がある。

□「硬いしこり」がある

□舌やはぐきが「赤」や「白」に変色している

□歯ではなく、舌や歯ぐきが食事中にしみる

□舌が動かしづらい、しびれがある、のみこみにくい

 

 

入れ歯のお手入れについて 〜お口豆知識

2020年11月11日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。

11月になると今年もあと2ヶ月、暑いと言っていたのがつい最近に思えるぐらいこのところ日が経つのが早く感じます。

 

さて、今日は入れ歯についてお話します。

入れ歯はその構造上、歯ぐきとの隙間があり、ここに食べかすやプラーク(歯垢≡細菌のかたまり)がたまりやすくなります。

また、部分入れ歯にはクラスプと呼ばれる固定用のバネがついており、ここにも同じように食べかす・プラークがたまります。このように入れ歯を不衛生にしておくと、むし歯、歯周病、口臭などを引き起こしますので、しっかりとしたお手入れが必要になります。

では入れ歯のお手入れについてポイントをみていきましょう。

ブラッシング:必ずお口から取り外して隅々まで掃除します。入れ歯はプラスチックでできているものが多いため、研磨剤入りの歯磨き粉を使わず、あまり強く磨きすぎないことが大切です。専用の入れ歯用ブラシw使用し、やさしく磨いてください。クラスプ(バネ)の部分はとくに念入りに!

 

洗浄剤によるつけ置き洗い:細かな部分の汚れをとるには、つけ置きの洗浄剤を使うのも効果的です。熱いお湯にいれると変形したり割れてしまったりすることがあるので、必ずぬるま湯につけてください。また、洗浄剤をあまり頻繁に使い過ぎるとかえって入れ歯の耐久性を短くすることがあります。

 

おやすみ時の保管:就寝の際に入れ歯を外したほうがよいかどうかは、お口の状態によります。歯科医院で確認をしてください。また、外す場合には、入れ歯は乾燥すると割れやすくなってしまいますので、必ず水などにつけておくようにしましょう。

 

お口全体の寿命を延ばすために:入れ歯にも歯石がつきます。歯石は細菌が繁殖する原因となりますが、除去するのが難しいので、定期的に歯科医院で取り除いてください。また、入れ歯はお口の状態の変化により不具合を起こしやすいので、そのチェックのためにも定期的な来院をおすすめします。合わないからと言って使うのを辞めてしますと、お口全体の寿命が短くなってしまうことにもなりますので、必ず歯科医院に相談してください。

 

入れ歯は取り外しが出来て自分で洗えるのも大きな利点となっています。しっかりお手入れを行ってお口の健康を保っていきましょう。

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