食べる力
2021年03月18日
筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。
このところ暖かい日が続いて春が実感できるようになってきました。
桜の開花も各地で聞かれていてこんな時代ですが心もそわそわしてまいります。
待ちに待った季節ですから楽しんで過ごしましょう。
さて、今回は食べる力について。食べる力って何だろうと考えたことはりませんか?
ある調査によると、咀嚼良好者(よく噛めて食事が出来る人)の割合は、40歳代から低下し始め、60歳代で急降下することがわかっているのだそうです。自分の歯が20本以上有る方の割合と同じように比例しているとも報告されています。
人間は食べ物を摂って栄養を取り込み生活していますが、食べることは栄養摂取のためだけでなく、心の癒しや楽しみ、心理的満足にもつながる生活の根幹と言えるものです。
食べる力とは人間らしく生きる力なのかもしれません。
40歳代は中年期、生活環境や社会的責任の増加から身体も変調が増えてくる時期です。つい忙しさにかまけて食事にかける時間を短くしてよく噛まないでということもしがちです。
よく噛んで食事をするということは唾液の分泌や消化を助けることにもなり健康でいるための大きな要素となっています。
老化に負けない、「食べる力」をいつまでも維持していきたいものですね。