睡眠不足がお口の中に?睡眠不足と口の健康との関係性について解説
2024年07月15日
こんにちは 山口歯科クリニックの事務長です
7月に入り、不安定なお天気や暑くて大変な日が増えました。
夜も暑くてなかなか寝付けなかったり、途中で暑くて起きてしまうこともありますね。
しばらくは睡眠不足となることも多くなりますね。
その睡眠不足は心身の健康に大きな影響を与えます。
実は、睡眠不足が心身だけではなく、お口にも悪い影響を及ぼすということをご存じですか?
今日は睡眠と口の健康の関係性についてお話をしたいと思います。
~睡眠不足とお口の健康~
1.虫歯
2.歯周病
3.良質な睡眠は「歯の本数」がカギ
4.良好な睡眠とお口のケアで健康な毎日
1.虫歯
不十分な睡眠のリスクの一つが虫歯の進行です。要因は「唾液の減少」です
「歯磨きしていれば大丈夫」ではなく、歯磨きだけでは虫歯を防げない恐れがあります。
どのようにして睡眠不足が虫歯の進行を招くのか?解説します。
唾液はお口の中の汚れを洗い流したり、歯の収縮を促進したりすることで虫歯の進行を防ぐ役割があります。
しかし睡眠不足で自律神経が乱れると唾液の量が減少するのです。
そうなると、唾液の「歯を守る働き」が不十分となり虫歯が進行しやすくなるわけです。
2.歯周病
睡眠不足によって誘引されるもう一つのリスクは「歯周病の悪化」です
歯周病とは、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてしまう病気です。最悪の場合歯が抜けてしまう怖い病気です。
なぜ、睡眠不足と歯周病が関係しているのか?解説します。
この睡眠不足と歯周病を結びつけるキーワードが糖尿病です
糖尿病は血液中の血糖の増加により、様々な合併症を引き起こす怖い病気です。数ある発症要因の一つに睡眠不足があります。
糖尿病と歯周病は深い関係があり、相互に糖尿病・歯周病の症状を悪化させることが明らかになっています。
どちらも自覚症状が乏しいため、『気づいたら糖尿病も歯周病も両方悪化していた・・・』という事態にもなりえます。とても恐ろしい病気です。
3.良質な睡眠は「歯の本数」がカギ
睡眠不足→歯の健康が脅かされるというお話をしてきましたが、逆に歯の状態が睡眠不足に悪影響を及ぼすこともあります
ある研究で
「歯の本数が少ないと睡眠時の呼吸を妨げて睡眠不足に影響する恐れあり」と、指摘されある調査が行われました。
結果は
<歯の本数が少ない人は20本以上歯がある人と比較して
睡眠不足、または長時間寝すぎるリスクが高くなる>ということが明らかになりました。
以上のようにお口の健康と睡眠はお互いに深い関係があります。健康そのものを左右するといっても過言ではありませんね。
4.良好な睡眠とお口のケアで健康な毎日
健康な生活を送るためには「良質な睡眠」と「お口の健康維持」どちらも欠かすことができないものです。
毎日の生活習慣を整えて、お口の健康に不安がある方は速めに歯科を受診することをお勧めします
日々のセルフケアが60% 歯科医院でのプロケアが40% この両方で万全です!
山口歯科クリニックは痛いところの治療だけではなく、痛くなる前に治療すること・楽しく食事ができる状態を保つために定期的に歯科を受診することをお勧めしています。
最近睡眠不足だな・・・と感じることがあれば、ぜひ受診してください。お待ちしております。