お口の細菌は病気の危険? 〜お口豆知識
2021年02月4日
筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。
立春が過ぎて日差しはどことなく春を思わせるように感じます。とはいっても風はまだ冷たく、春の訪れはまだ先のようですね。
コロナ禍も落ち着いて本当の意味での春を満喫できる日が心待ちになってきます。
さて、本日はお口の中の細菌についてです。
お口の細菌は、さまざまな病気の原因になります。
代表的なものは、「むし歯・歯周病」ですが、それ以外にも細菌が血流に乗ることで全身に広く悪影響を及ぼします。
脳卒中・心筋梗塞・糖尿病にはじまり、ひいてはがん・リウマチ・早産・骨粗鬆症・肺炎まで、一見全く関係のない病気にも、実はお口の細菌が関係しています。
健康で長生きするためには、しっかりした口腔ケアが必須となっています。
お口の中の細菌は、よく歯を磨く人で1000〜2000億個ほど、ほとんど磨かない人だと実に10倍以上の1兆個にもなると言われています。
「自分はしっかり磨いている」と思われる方も要注意。実は「歯ブラシ」だけでは歯と歯の間の細菌を除去できず、なんと4割もの磨き残しがあると言われています。
「磨いている」のと「磨けている」のは大きな違いがあるということですね。
細菌を確実に減らすには「フロス・歯間ブラシ」といった補助用具が必須です。
ちなみに、予防先進国と比較すると日本はこれら補助用具の使用率がとても低いと言われています。
口腔ケアの指導・お手伝いは歯科の大切な役割ですので、気兼ねなくご相談いただければと思います。
ご自分に合った歯磨きや歯ブラシのご相談もお気軽にどうぞ。
磨き残しを減らしてお口の中の細菌をコントロールしていきたいですね。