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歯周病で他の病気も悪化する? 〜お口豆知識

2022年02月23日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。

そろそろ春の訪れも近いでしょうか。

春といえば私はキャンディーズの「春一番」という曲を思い出します。(古いですね)

子供のころに姉たちがよくレコードを聴いて歌っていたものです。今でも歌詞を覚えているのですからやはり何度も何度も聞かされていたんでしょうかね。

 

さて、今日は歯周病と他の病気についてです。

歯周病とは、単に歯ぐきが腫れたり、出血するだけの病気ではありません。「歯周病菌」が歯を支える骨を溶かし、最終的には歯が抜けてしまう病気です。しかし、歯周病の怖さはこれだけにう留まりません。なんと出血したところから細菌が入り込み、それが全身に巡ることで、体中の様々な病気にも影響を及ぼすのです。

 

糖尿病は「失明」や「足などの壊疽(えそ=腐る)」といった恐ろしい合併症におリスクがある病気です。歯周病になると、歯周病菌が発する毒素により、血糖をコントロールするインスリンの働きが鈍くなって、ますます糖尿病が悪化してしまいます。また、反対に、糖尿病の人は、通常より2倍以上も歯周病になる確率が高いというデータもあります。このようにお互いがお互いに悪影響を及ぼしあっているという、非常に危険な関係なのです。

 

歯周病菌が血流に乗り「冠動脈」に達すると、心臓病を引き起こす原因になります。冠動脈とは心臓を取り囲むように張り巡らされた血管で、心臓が動く為に必要な栄養素や酸素を送る、重要な役割を持っています。ここに歯周病菌が達すると、なんと血管が炎症を起こして動脈硬化が促進され、最後には心筋梗塞や狭心症を引き起こすのです。ある調査によると歯周病は心臓病のリスクを2〜3倍も高めることがわかっています。

 

実は、歯周病はこれら以外にも、さまざまな全身の病気を関わっていることがわかっています。もし歯ぐきが腫れたり、出血がある場合は、まずは歯科医院で歯周病治療を受けること、また、歯周病菌はしばらくすると必ず増殖し、再び歯周病を引き起こしますので、定期的なメンテナンスを受けていただくことが非常に大切です。

 

日頃からメンテナンスや予防で歯科医院でチェックしてもらいましょう。

 

歯周病の重要なサインって何?  〜お口豆知識

2022年02月17日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。

まだまだ寒い日が続きます。このところ夕飯にはお鍋をすることが多いのですが、白菜と豚肉だけのシンプルなものでも熱々で食べられると満足感も高くつい食べ過ぎてしまいます

春に向けてもう少し運動を増やして太らないように気をつけたいところです。

 

さて、今日は、歯周病についてです。

歯周病は沈黙の病気などと言われることもありますが、唯一とも言える重要なサインがあるそうです。

それは、「出血」。歯ぐきからの出血ですね。

出血は歯ブラシで傷が出来たわけではなく、歯ぐきの組織が歯周病菌と戦い、体を守ろうとした結果によるものです。

そして、「出血」を放置していると、歯周病が進行し、歯を支えている骨が溶かされてしまいます。

では、歯周病になってしまったらどうすればいいのでしょうか?その答えは、とにかく「お口の中の歯周病菌を減らすこと」です。

実は、皆さんのお口には、歯周病菌が大量に生息している場所があります。それが「歯石」です。歯科で歯石取りをしているのは、「汚れ」だからではなく、歯周病の治療や予防のため。そして、この「歯石」は歯科医院でしか取り除くことができないのです。

しかし、歯石を取るだけでは根本的な問題が解決できていません。なぜなら「歯周病菌」は放っておくとすぐに何十億、何百億と繁殖してしまうからです。そこで重要なのが「常に細菌を増やさないようにすること」。そう、みなさんの「毎日の正しいケア」です。

このように歯周病は歯科医院と皆さんとの二人三脚で治療をしていきます。

歯周病は歯を失う原因のナンバーワンです。しかし、症状が進むまで気づきにくく「沈黙の病」とも言われています。

もし歯ぐきからの出血があるようなら、それは歯周病のサインかもしれません。早めに歯科でチェックをして予防していきましょう。

大人むし歯の原因  〜お口豆知識

2022年02月3日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。

今日は節分。今の時代なら鬼ならぬ新型コロナウイルス騒ぎというところでしょうか。

節分に豆を撒くのは、「魔」を「滅」するの語呂合わせから豆になったという説も聞かれます。

急速に拡大し続ける新型ウイルスの脅威が1日も早く落ち着いてくれることを切に切に祈りたい気持ちです。

 

さて、今日は「大人むし歯の原因」についてです。

むし歯といえば歯の噛み合うところや表面にできるイメージがあるかもしれません。しかし、歳を取るにつれ、思いもよらないところにむし歯ができるように、、、しかも自分では気づきにくく、発見したときには手遅れのケースも多いです。そんな大人むし歯について考えてみます。

大人むし歯①根面むし歯 簡単に言えば、「歯の根」の表面にできるむし歯です。歯の根は本来歯ぐきの中に覆われていますので、むし歯にはなりにくくなっています。しかし、実は加齢や歯周病によって、歯ぐきが少しずつ下がってきます。すると、歯の根が露出してしまうのです。(歯が長くなったようにも見えます)しかも、歯の根の表面は非常に弱いため、しっかりケアしないと、いとも簡単にむし歯になってしまいます。

大人むし歯②二次むし歯 一度治療をして「つめもの・かぶせもの」などをしたところはもう安心、と思っている方がいらっしゃいますが、これは大きな間違いです。むしろそうしたところの方がもう一度むし歯になる危険性が高くなります。「つめもの・かぶせもの」は精度も高く、強力に接着されています。しかし、人工物である以上、毎日の食事などで使用されていれば、どうしても隙間や段差などができてしまいます。こうした段差からできてしまうのが「二次むし歯」です。

年齢とともに歯の神経を取り囲む「象牙質」が厚くなるため、根面むし歯になっても痛みを感じにくくなります。二次むし歯も、歯の神経をとってしまっている場合、やはり痛みを感じにくく、いずれのむし歯も「気づいた時には相当進行している」ことが珍しくありません。

これらを防ぐには、やはり正しいケア、そして、定期的な歯科医院でのチェック、これ以外に方法はありません。来院の際にケア方法の指導や予防処置もしますので、むし歯はもちろん、歯ぐき下がりの原因になる歯周病も防ぐことができます。ぜひ定期的なご来院をおすすめします。

「大人むし歯は気づきにくく気づいた時にはかなり進行している」、ということを覚えておきましょう。

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