歯周病の重要なサインって何? 〜お口豆知識
2022年02月17日
筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。
まだまだ寒い日が続きます。このところ夕飯にはお鍋をすることが多いのですが、白菜と豚肉だけのシンプルなものでも熱々で食べられると満足感も高くつい食べ過ぎてしまいます
春に向けてもう少し運動を増やして太らないように気をつけたいところです。
さて、今日は、歯周病についてです。
歯周病は沈黙の病気などと言われることもありますが、唯一とも言える重要なサインがあるそうです。
それは、「出血」。歯ぐきからの出血ですね。
出血は歯ブラシで傷が出来たわけではなく、歯ぐきの組織が歯周病菌と戦い、体を守ろうとした結果によるものです。
そして、「出血」を放置していると、歯周病が進行し、歯を支えている骨が溶かされてしまいます。
では、歯周病になってしまったらどうすればいいのでしょうか?その答えは、とにかく「お口の中の歯周病菌を減らすこと」です。
実は、皆さんのお口には、歯周病菌が大量に生息している場所があります。それが「歯石」です。歯科で歯石取りをしているのは、「汚れ」だからではなく、歯周病の治療や予防のため。そして、この「歯石」は歯科医院でしか取り除くことができないのです。
しかし、歯石を取るだけでは根本的な問題が解決できていません。なぜなら「歯周病菌」は放っておくとすぐに何十億、何百億と繁殖してしまうからです。そこで重要なのが「常に細菌を増やさないようにすること」。そう、みなさんの「毎日の正しいケア」です。
このように歯周病は歯科医院と皆さんとの二人三脚で治療をしていきます。
歯周病は歯を失う原因のナンバーワンです。しかし、症状が進むまで気づきにくく「沈黙の病」とも言われています。
もし歯ぐきからの出血があるようなら、それは歯周病のサインかもしれません。早めに歯科でチェックをして予防していきましょう。