大人のむし歯の原因とは?特に多い2つを解説 〜お口豆知識
2022年02月3日
筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。
今日は節分。今の時代なら鬼ならぬ新型コロナウイルス騒ぎというところでしょうか。
節分に豆を撒くのは、「魔」を「滅」するの語呂合わせから豆になったという説も聞かれます。
急速に拡大し続ける新型ウイルスの脅威が1日も早く落ち着いてくれることを切に切に祈りたい気持ちです。
大人むし歯の原因
さて、今日は「大人むし歯の原因」についてです。
むし歯といえば歯の噛み合うところや表面にできるイメージがあるかもしれません。しかし、歳を取るにつれ、思いもよらないところにむし歯ができるように、、、しかも自分では気づきにくく、発見したときには手遅れのケースも多いです。そんな大人むし歯について考えてみます。
大人むし歯①
根面むし歯 簡単に言えば、「歯の根」の表面にできるむし歯です。歯の根は本来歯ぐきの中に覆われていますので、むし歯にはなりにくくなっています。しかし、実は加齢や歯周病によって、歯ぐきが少しずつ下がってきます。すると、歯の根が露出してしまうのです。(歯が長くなったようにも見えます)しかも、歯の根の表面は非常に弱いため、しっかりケアしないと、いとも簡単にむし歯になってしまいます。
大人むし歯②
二次むし歯 一度治療をして「つめもの・かぶせもの」などをしたところはもう安心、と思っている方がいらっしゃいますが、これは大きな間違いです。むしろそうしたところの方がもう一度むし歯になる危険性が高くなります。「つめもの・かぶせもの」は精度も高く、強力に接着されています。しかし、人工物である以上、毎日の食事などで使用されていれば、どうしても隙間や段差などができてしまいます。こうした段差からできてしまうのが「二次むし歯」です。
年齢とともに歯の神経を取り囲む「象牙質」が厚くなるため、根面むし歯になっても痛みを感じにくくなります。二次むし歯も、歯の神経をとってしまっている場合、やはり痛みを感じにくく、いずれのむし歯も「気づいた時には相当進行している」ことが珍しくありません。
まとめ
これらを防ぐには、やはり正しいケア、そして、定期的な歯科医院でのチェック、これ以外に方法はありません。来院の際にケア方法の指導や予防処置もしますので、むし歯はもちろん、歯ぐき下がりの原因になる歯周病も防ぐことができます。ぜひ定期的なご来院をおすすめします。
「大人むし歯は気づきにくく気づいた時にはかなり進行している」、ということを覚えておきましょう。