不規則な食生活と虫歯の関係 〜お口豆知識
2022年04月14日
筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。
桜の花というものは忙しいものです。蕾が膨らんでくるといつ咲き始めるかソワソワしますし、開花してからは早く満開になればいいと思い、満開になれば雨風ですぐに散ってしまうことを儚んでみたり。
それでもやはり桜の花が咲くことはとても素敵なことですね。皆様はお花見はしましたか?
不規則な食生活と虫歯の関係
さて、本日は不規則な食生活と虫歯の関係についてです。
よく言われるように「ダラダラ食べ」や「間食」はダイエットの大敵。でも、それだけではありません。不規則な食生活が続くと、むし歯にもなりやすいといいます。
さてどうしてむし歯になりやすいのでしょうか?
脱灰と石灰化について
「実は食事のたびにむし歯になっている!」
というと驚きますよね。食事をすると、食べ物に含まれる糖質により、わずか3分ほどでむし歯菌が歯の表面を溶かし始めます。これを「脱灰(だっかい)」といいます。
しかし、しばらくすると、今度は唾液の作用により溶けた表面が再び修復されていきます。これを「再石灰化」といいます。
歯の表面はこのように「脱灰」と「再石灰化」を繰り返しています。つまりこれはむし歯になったり、治ったりを繰り返している状態です。
しかし、「脱灰」がすすみすぎると、唾液の力では修復することができなくなり、やがて歯の内部まで溶け出します。
こうなると歯科での治療が必要になってしまいます。
「不規則なダラダラ食べがむし歯を引き起こす」
このように、お口の中では「脱灰」と「再石灰化」が繰り返されています。しかし、ダラダラ食べていたり、間食などが多いと「脱灰」ばかりが進むようになり、治療が必要な「むし歯」になりやすいです。
「むし歯になりにくい食生活のポイント」
・ダラダラ食べ、間食をやめる
「脱灰」の時間を少なくするということです。時間を決めて食事と食事の間の時間を取り、再石灰化を促しましょう
・食後にしっかり歯を磨いて「糖質」「むし歯菌」を洗い流す。
「脱灰の原因を排除する
・キシリトール・リカルデントなどを摂取する
「再石灰化」を強化する作用がある
まとめ
食生活と虫歯の間には深い関係がある
歯は脱灰と再石灰化を繰りかえしている
食生活のポイントは食べ方・歯磨き・キシリトールやリカルデント
いかがでしたでしょうか。私もつい間食してしまいますので自分でも気をつけたいです。