食いしばりと歯ぎしり 〜お口豆知識
2021年06月24日
筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。
6月も後半を迎え梅雨真っ只中のじめっとした日が続きます。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
もうすぐ七夕です。コロナ禍で外出も以前のようにはなかなか出来にくい状況ではありますが、夜空を見上げて星に思いを寄せる、なんていうのも素敵な過ごし方ですね。うまいこと流星群にあたって流れ星を見つけられるかもしれませんね。
さて、本日は食いしばり・歯ぎしりについてお話しします。
無意識に食いしばり・歯ぎしりしていませんか?
人は誰でも力を入れるときに歯を食いしばります。こうした一時的な食いしばりはさほど大きな問題にはなりません。しかし、力を入れる必要がない日常の何気ない場面で、無意識のうちに歯を食いしばったり、睡眠中はもちろん、日中も歯ぎしりをしてしまっている方がいらっしゃいます。これはお口のなかに様々な問題を引き起こします。
その他にも、知覚過敏でしみる、くさび状欠損ができる、歯を支えている歯の骨が溶ける等食いしばりや歯ぎしりが元で起こるお口のトラブルは多くあります。
①まずは常にしっかり意識しましょう。もともと上下が接触していないのが正解です。
そもそも、上下の歯は普段は接触していないのが正常な状態です。しっかり意識すれば「今、上下の歯が触れているな」と気づくことができます。
そんなときは大きく深呼吸して、リラックス。そして歯が接触しないよう意識しましょう。これを繰り返し「食いしばらない習慣」をつけることが大切です。その他にも様々なトレーニング方法がありますのでご相談ください。
②スプリント・噛み合わせ調整も有効です。
「スプリント」というマウスピースタイプの装着で強制的に接触させないようにする方法があります。また、上下の歯の噛み合わせが原因と考えられる場合には、噛み合わせの調整で対応できることもあります。症状や歯の状態によって対応の方法も変わりますので詳しくはご相談いただければと思います。