歯の本数で人生が変わる! 〜お口豆知識
2020年09月9日
筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。
今回の台風10号で被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。
大雨で地盤がゆるみ、一気に滑落してしまうような被害が最近は多くなっているように感じます。
避難経路や非常時に持ち出すものをどうするかご家族で話あっておくことも大事ですね。
さて、今日は歯の本数で人生が変わるというお話です。
みなさんは、「8020(ハチマルニイマル)運動」という言葉を聞いたことがありますか?
なんでもおいしく食事をするために「80歳になっても20本以上の歯を保とう」という運動です。
歯が多いことは、食事だけでなく、健康で豊かな人生を送れるかどうかにも深く関係しています。
歯の本数によって食べられるものは変わってきます。
お煎餅・お肉・イカなど、「歯応えがあるからこそおいしい」という食べ物がたくさんあります。
しかし、歯が少なくなると、食べられるものがどんどん限られていきます。
好きなものをおいしく食べられることは、豊かな人生には必要不可欠。歯は20本以上あれば不自由なく食事ができますので、まずは20本以上を意地することを目指しましょう。
〜歯の本数と食べられるものの一例〜
18本〜28本 フランスパン・たくあん・酢蛸、スルメイカ
6本〜17本 レンコン・かまぼこ・おこわ・煎餅・きんぴらごぼう
0本〜5本 バナナ・うどん・ナスの煮付け
豊かな人生を送るために歯を守りましょう。
高齢になって歯を失う原因の多くは「歯周病」です。歯周病は単に歯ぐきが腫れる病気ではなく、歯を支える骨を溶かしてしまう病気です。しかも自覚症状がなく進行するため、「沈黙の病」ともいわれています。
「気づいたらもう抜かざるを得なくなっていた・・・」そうならないために、自覚はなくても必ず定期的に歯科でチェックすることが大事です。健康で長生きするためのとても大切な習慣であるといえるでしょう。
歯を失ってもあきらめないで!
歯を失ってしまったとしても、入れ歯やブリッジなどの方法で機能を回復することがとても大切です。
失ったまま放置していると、残された歯の寿命も短くなり、食べ物が満足に噛めなくなるリスクが確実に高くなります。
また、無理に残すよりも、周囲の健康な歯への影響を考え「抜いた方がいい」という場合も多くあります(「親知らず」がその典型です)。
健康なお口の維持には専門家による総合的な判断が必要不可欠ですので、そういった意味でも、定期的にご来院いただき、お口のチェックをされることをおすすめいたします。