妊娠中・授乳中のお母様へ 〜お口豆知識
2019年07月17日
筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。
今年の梅雨は肌寒く感じる日も多いですね。20日連続で日照時間が1時間程度という調査もあるようで日差しが恋しくなってきます。
体調など崩されておりませんか?
さて、本日は妊娠中のお母様、授乳中のお母様に読んでいただきたいものです。
妊娠中のお口の中、心配になることもあるかもしれませんね。
妊娠すると、ホルモンバランスの変化や免疫力の低下、つわりの影響などで歯周病・むし歯のリスクが高まると言われています。
特に歯周病は早産や低出生体重児出産を引き起こすリスクを高めてしまいます。妊婦さんの体調などを考慮した上で、月に1回程度のペースで歯周病治療に通っていただく方が多いです。
赤ちゃんの歯はお腹にいる時から作られ始めています。
乳歯は妊娠3ヶ月ごろから作られ始めています。バランスの良い食事を心がけることが大切ですね。
歯科治療が必要になりどうしたらいいのかと心配になることもあろうかと思います。
妊娠中でも安定期であれば外科処置以外の全ての治療が可能です。クリーニングも体に負担がかからない程度であれば大丈夫です。
麻酔も局所麻酔でごく少量を使用するので赤ちゃんへの影響はほとんどないとされています。歯科の場合はお腹から離れている上に、防護エプロンの使用により被曝量を抑えます。とは言っても当院では妊娠中のレントゲン撮影は極力控えるように心がけています。
虫歯菌はお母さんから伝播します。生まれてきた赤ちゃんのお口は最初は無菌状態です。
できるだけ、お母さんのお口のなかは清潔な状態で赤ちゃんに接してあげてください。
むし歯や歯周病の多いご家族のお子さんはむし歯や歯周病の発症率が高い傾向にあります。周りの方のお口の中のケアを大切ですね。
マイナス1歳からのむし歯予防などと言われることもあります。
むし歯は1歳後半の時期に集中的に感染しやすく、お口の中の最近バランスも3歳くらいまでに決まると言われています。この時期の予防が、学童期のお口に大きな影響を与えると言えます。
幼少期から歯医者さん通いが習慣になっていることが予防にとっては大事です。小さい頃から習慣にさせるようにしていきましょう。
妊娠中や授乳中のお口の中のことで不安なことや心配はことはお気軽に質問してみてください。
お母様とお子様のお口の中からの健康、全面的にサポートさせていただきます。