歯周病のサイン気づいていますか? 〜お口豆知識
2021年10月20日
筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。
秋はやはりスポーツの秋でしょうか。
高校野球の秋季関東大会の茨城県予選で我が母校がベスト4にまで勝ち上がったと新聞で知って小躍りするぐらいびっくりしました。
関東大会に出場できるようになればすごいことですので応援したいと思います。
さて、今日は歯周病についてです。
目立つ症状がないまま進行してしまうのが歯周病です。
唯一とも言える歯周病のサインは、歯ぐきからの「出血」と言われています。
出血は、歯ブラシで傷ができたわけではなく、歯ぐきの組織が歯周病菌と戦い、体を守ろうとした結果によるものです。
そして、「出血」を放置していると、歯周病が進行し、歯を支える骨が溶かされてしまいます。
では、歯周病になってしまったらどうすればいいのでしょうか?その答えは、とにかく「お口の中の歯周病菌を減らすこと」です。
実は、みなさんのお口には、歯周病菌が大量に生息している場所があります。
それが「歯石」です。
歯科医院で歯石取りをしているのは、「汚れ」だからではなく、歯周病の治療や予防のため。そして、この「歯石」は歯科医院でしか取ることができないのです。
しかし、歯石を取るだけでは根本的な問題が解決できていません。
なぜなら「歯周病菌」は放っておくとすぐに何十億、何百億と繁殖してしまうからです。
そこで重要なのが「常に細菌を増やさないようにすること」。そうです、みなさんの「毎日の正しいケア」です。歯周病は歯科医院と皆さんが協力して二人三脚のように治療をしていきます。
歯周病は歯を失う原因のナンバーワンと言われています。
しかし、症状が進むまで気づきにくく「沈黙の病」とも言われています。もし歯ぐきからの出血があるようなら、それは歯周病のサインかもしれません。早めに歯科でチェックしてもらえるといいですね。
また、歯科では正しい歯みがき指導も行っています。正しくみがいてセルフケアがんばっていきましょう。