不規則な食生活とむし歯 〜お口豆知識
2020年12月9日
筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。
今年もあと三週間、やり残しがないようもう一度振り返ってあせらずに進んでいきたいものです。
さて、本日は不規則な食生活についてです。
よく言われるように「ダラダラ食べ」や「間食」はダイエットの大敵。でも、それだけではありません。不規則な食生活が続くと、むし歯にもなりやすいといいます。
さて、どんなことからむし歯になりやすいのでしょうか?
「実は食事のたびにむし歯になっている!」
というと驚きますよね。食事をすると、食べ物に含まれる糖質により、わずか3分ほどでむし歯菌が歯の表面を溶かし始めます。これを「脱灰(だっかい)」といいます。
しかし、しばらくすると、今度は唾液の作用により溶けた表面が再び修復されていきます。これを「再石灰化」といいます。
歯の表面はこのように「脱灰」と「再石灰化」を繰り返しています。つまりこれはむし歯になったり、治ったりを繰り返している状態です。
しかし、「脱灰」がすすみすぎると、唾液の力では修復することができなくなり、やがて歯の内部まで溶け出します。
こうなると歯科での治療が必要になってしまいます。
「不規則なダラダラ食べがむし歯を引き起こす」
このように、お口の中では「脱灰」と「再石灰化」が繰り返されています。しかし、ダラダラ食べていたり、間食などが多いと「脱灰」ばかりが進むようになり、治療が必要な「むし歯」になりやすいです。
「むし歯になりにくい食生活のポイント」
・ダラダラ食べ、間食をやめる
「脱灰の時間を少なくする
・食後にしっかり歯を磨いて「糖質」「むし歯菌」を洗い流す。
「脱灰の原因を排除する
・キシリトール・リカルデントなどを摂取する
「再石灰化」を強化する作用がある
いかがでしたでしょうか。私もつい間食してしまいますので自分でも気をつけたいです。