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歯並びが悪くなる原因は「癖」?成長期に気をつけたい口腔習癖とは?

2025年11月17日

みなさんは、無意識に行なっている癖が歯並びや噛み合わせに影響していることをご存知でしょうか?

実は、歯は意外にも繊細で、ちょっとした力でも、それが繰り返し継続して加わることで、少しずつ動いてしまうのです。特に注意したいのが、成長期のお子様の癖です。骨や筋肉が発達途中にあるこの時期は、日常の何気ない行動や姿勢、癖が歯並びや顎の成長に大きく影響する可能性があります。実際、小児矯正が必要になる背景には、このような口腔習癖が関係しているケースも少なくありません。

今回は、保護者の方にもぜひ知っておいていただきたい、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす代表的な口腔悪習癖についてご紹介します。

 

指しゃぶりが歯並びに与える影響

 

 

指しゃぶりは、乳幼児期に多くの子どもが自然に行う行動のひとつです。赤ちゃんが指をしゃぶるのは、安心感を得たり、眠気を感じたときに自分を落ち着かせるためと考えられています。ごく自然な発達の一環ではありますが、4〜5歳を過ぎても指しゃぶりの癖が続いている場合は注意が必要です。

というのも、指をしゃぶる動作は思っている以上に口の中に影響を及ぼすからです。特に親指を吸っていると、親指の先が上の前歯を前方に押し出し、下の前歯を内側に押し込むような力が加わります。

その結果、上の歯が突き出た「出っ歯」や、上下の前歯の間に隙間があく「開咬」などの歯列不正につながることがあります。

さらに、指しゃぶりが長期間に及ぶと、上顎の成長が横に広がらず狭くなる「狭窄」と呼ばれる状態になり、歯が並ぶスペースが足りずガタガタになる(叢生)可能性もあります。

このような歯並びの乱れは、見た目の問題だけでなく、発音のしにくさや噛みにくさ、さらには将来的な顎関節症のリスクにもつながります。

 

指しゃぶりをやめさせるには?

 

では、指しゃぶりをやめさせるにはどうすればよいのでしょうか。ポイントは「本人の自覚とモチベーション」です。親が無理にやめさせようとすると逆効果になることもあるため、なぜ指しゃぶりがよくないのかを、年齢に応じてわかりやすく伝えることが大切です。また、指しゃぶりをしてしまう状況を減らす工夫も効果的です。たとえば、

・お気に入りのぬいぐるみや布を渡して安心感を与える

・日中は手遊びなどで手を使う時間を増やす

・指に絆創膏を貼って物理的に癖を妨げる

といった方法があります。子どもが「指しゃぶりをやめたい」と思える環境をつくることが何よりの近道です。もし癖が強く、やめたくてもやめられない場合や、すでに歯並びに影響が出ているようであれば、小児歯科や矯正歯科での相談をおすすめします。

 

爪を噛む癖が大人にも子どもにも与える歯へのダメージ

 

爪を噛む癖(咬爪癖)は、子どもから大人まで多くの人に見られる無意識の習慣です。特に子どもでは3〜6歳頃によく見られ、小学校入学までに自然に治ることもありますが、長期間続くとお口の健康にさまざまな影響を及ぼします。

まず、爪は非常に硬いため、それを前歯で噛み続けることで歯に強い力がかかります。その結果、前歯の角度が変わったり、上下の歯のかみ合わせが乱れたりすることがあります。特に上の前歯が前に出て出っ歯になったり、下の前歯が内側に押されて噛み合わせが不安定になるケースもあります。

また、爪を噛み続けることで歯がすり減ったり、ヒビが入ったりすることもあります。これがむし歯や知覚過敏、歯の破折のリスクを高めてしまうのです。加えて、手や爪には多くの細菌が存在し、それが口に入ることで口内炎や歯肉炎、さらには皮膚トラブル(爪周囲炎)につながることもあるため、早めの対策が大切です。

 

爪を噛む癖をやめさせるには?

 

では、どうやって爪を噛む癖をやめればよいのでしょうか?まずは「自分が爪を噛んでいることを意識する」ことが第一歩です。特にお子様の場合、「手元を見てごらん」「お爪痛くなってない?」とやさしく声をかけて、本人が癖を認識できるように促しましょう。加えて、

・指先に絆創膏を貼る

・苦味成分入りの専用マニキュアを使用する

・ハンドスピナーやボールを手元に置き、指を使う別の方法を用意する

といった対策も効果的です。大人の場合は、ストレスや不安、集中力の欠如などが背景にあることも多いため、環境や心の状態を整えることが根本的な解決につながるケースもあります。癖だからと軽く考えず、歯や身体に与える影響を理解して、早めの対処を心がけることが大切です。

 

頬杖が歯並びに与える影響とは?

 

リラックスしているとき、机に向かっているときなどに無意識に頬杖をついていませんか?この姿勢が癖になっていると、顎の骨の成長バランスに悪影響を及ぼします。

特に成長期のお子様にとって、片側だけに顎の力が加わり続けると、顔の左右差や、噛み合わせのズレが生じてしまう可能性があります。例えば、左ばかりに頬杖をついていると、右側の顎が圧迫されて成長が妨げられ、顔が曲がるように見えることもあります。

また、頬杖は噛み合わせが深くなる(過蓋咬合)傾向にもつながります。これは、上下の前歯の噛み合わせが深くなりすぎ、下の前歯が見えにくくなる状態。歯列矯正の必要性が高まるだけでなく、将来的に顎関節症などを引き起こすリスクもあります。お子様の頬杖に気づいたら、まずはその都度やさしく注意をし、正しい姿勢で座ることを習慣づけるようにしましょう。

 

舌癖が歯列に与える意外なダメージ

 

一見気づきにくいものの実は非常に多いのが、舌癖です。これは、舌を前歯に押しつけたり、無意識に前に出してしまう癖のことです。本来、飲み込むときや発音するときには、舌は上顎の内側(上あごの天井部分)に押し当てられるのが正しい位置です。しかし、舌が前に出ていたり、上下の前歯の間から舌を出していたりすると、前歯が前方に押し出され、開咬や出っ歯の原因となってしまいます。

乳児のころは誰でも舌を前に出して飲み込む「乳児型嚥下」が見られますが、3歳を過ぎてもこの癖が残っている場合は要注意です。大人でも、舌の位置が悪いまま習慣になってしまっている人もいます。
また、舌で奥歯を押す癖があると、奥歯が揺れやすくなったり、咬合が不安定になることも。さらには、「サ行」「タ行」などの発音時に舌が出てしまい、発音が不明瞭になるケースもあります。

このような舌癖の改善には、口腔筋機能療法(MFT)と呼ばれる訓練が効果的です。歯科医院では、正しい舌の位置や飲み込み方、発音の仕方をトレーニングするプログラムが用意されていることもありますので、ぜひご相談ください。

 

唇を噛む・吸う癖が出っ歯や受け口の原因に?

 

唇を無意識に噛んだり、吸ったりする癖もまた、歯並びに悪影響を与える習慣の一つです。上唇を噛んだり吸ったりする癖は受け口(下顎前突)になりやすく、下唇を噛んだり吸ったりする癖は出っ歯(上顎前突)になりやすいとされています。このように、唇に力を加える方向によって、前歯の傾きに影響を及ぼしてしまうのです。子どもだけでなく、ストレスがたまりがちな大人にも多い癖なので、自分自身の癖にも注意してみてください。

また、唇を吸う癖がある子どもは、唇の筋肉(口輪筋)が正しく使われないことにより、口が常に開いている状態(口呼吸)になりやすい傾向があります。これも歯列や顔の骨格成長に悪影響を与えるだけでなく、口腔内が乾燥しやすく、むし歯や感染症のリスクも高まります。

 

まとめ

 

何気ない癖でも、毎日の積み重ねによって歯並び・噛み合わせ・顎の発達に大きな影響を与えることがあります。特にお子様の成長期は、口腔周囲の筋肉や骨格が柔軟な分、悪い癖があるとそれがそのまま歯列不正や顔貌のゆがみとして現れてしまうことがあります。

「これって癖なのかな?」「歯並びが気になるかも…」と感じたら、どうぞお気軽に当院へご相談ください。

 

予防治療を検討されている方は、茨城県筑西市にある山口歯科クリニックにご相談ください。

当院では、一般歯科や予防歯科、矯正治療、ホワイトニング、インプラント治療、口腔外科など、さまざまな歯科診療に力を入れています。

ホームページはこちら、ご予約・お問い合わせはこちらにてお待ちしております。

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