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歯を失うと運命が変わる!?いつまでも食事を美味しく楽しむために

2025年06月16日

私たちの生活において、食事は大きな楽しみの一つです。美味しいものを自由に食べられることは、人生の幸福度を左右するといっても過言ではありません。しかし、その食事を支えているのが「歯」であることを、普段意識する機会は少ないかもしれません。「歯を失うと運命が変わってしまう」と言われるほど、歯の本数は健康と生活の質(QOL)に大きな影響を与えます。歯が減ることで食べられるものが限られ、栄養バランスが崩れるだけでなく、全身の健康や認知機能にも悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、「8020(ハチマルニイマル)運動」として、80歳になっても20本以上の歯を残すことが推奨されているのです。

 

では、実際に歯の本数が減るとどのような影響があるのでしょうか?また、歯を守るためにはどのようなことを意識すればよいのでしょうか?今回は、歯の大切さとその影響について詳しく解説します。

 

歯を失うと運命が変わってしまう!?

「8020運動」という言葉を聞いたことがありますか?これは「80歳になっても20本以上の歯を保とう」という健康推進運動です。なぜ20本以上の歯を残すことが大切なのか。それは、歯の本数が健康で豊かな人生を送れるかどうかに深く関係しているからです。歯を失うことで食べられるものが変わり、生活の質(QOL)や全身の健康にも大きな影響を及ぼします。まさに「歯を失うと運命が変わってしまう」と言っても過言ではありません。

 

歯の本数によって食べられるものが変わる

食事は人生の大きな楽しみの一つです。お煎餅やお肉、イカなど、「歯応えがあるからこそおいしい」と感じる食べ物はたくさんあります。しかし、歯が少なくなると、そうした食べ物を楽しむことが難しくなります。

 

歯の本数と食事の関係

20本以上の歯があると、フランスパンやたくあん、酢蛸、スルメイカなど、歯ごたえのある食材を問題なく噛むことができます。しかし、歯の本数が減ると、徐々に食べられるものが制限されていきます。

 

6本から17本の歯しかない場合、レンコンやかまぼこ、おこわ、煎餅、きんぴらごぼうといった少し硬い食材が難しくなることがあります。この段階では食べること自体が負担になりやすく、食事の選択肢が狭まってしまいます。

 

0本から5本しか歯がない場合、食事の内容は大きく変わります。この状態ではバナナやうどん、ナスの煮付けなど柔らかいものしか食べられなくなり、食の楽しみが大幅に減少します。また、栄養バランスを保つことも難しくなり、健康面での悪影響が懸念されます。

 

食べたいものを自由に食べられることは、人生の満足度に直結する重要な要素です。だからこそ、歯を守ることが必要不可欠なのです。

 

歯を失う最大の原因は「歯周病」

高齢になって歯を失う原因の多くは「歯周病」です。歯周病とは、単に歯ぐきが腫れる病気ではなく、歯を支える骨を溶かしてしまう恐ろしい病気です。しかも、痛みなどの自覚症状が少ないため「沈黙の病」とも呼ばれています。気づいたときにはすでに進行しており、「抜かざるを得ない」という状況になることも少なくありません。

 

このような事態を防ぐためには、自覚症状がなくても定期的に歯科検診を受け、歯周病のチェックを行うことが大切です。健康で長生きするためには、歯を守ることが何よりも重要だと言えるでしょう。

 

歯を失ったまま放置するリスク

歯を失った際、適切な治療を受けずにそのまま放置すると、以下のようなリスクが高まります。

 

・残された歯への負担が増加する

歯は上下でしっかりと噛み合い、隣同士で支え合っています。しかし、1本でも歯を失うと、そのバランスが崩れ、隣の歯に大きな負担がかかるようになります。本来、均等に分散されるはずの噛む力が特定の歯に集中するため、残された歯の寿命が短くなり、やがて他の歯も失うリスクが高まります。

 

・噛み合わせの崩れ

歯がない部分をかばって噛もうとすると、顎のバランスが崩れます。すると、顎関節症になったり顔の歪みが生じたりすることもあります。また、噛み合わせが悪くなることで肩こりや頭痛にもつながる可能性があります。歯の役割は「食べること」だけではなく、体全体のバランスにも影響しているのです。

 

・食事の制限が生じる

歯を失うことで、食べられるものが制限されるのは当然のことです。例えば、硬い食べ物を避けるようになったり、しっかり噛めないことで食べる楽しみが減ったりすることもあります。特に、タンパク質を多く含む肉や魚などを避けるようになると、栄養不足になりやすくなります。食事のバランスが崩れると、健康に悪影響を及ぼし、免疫力の低下や体調不良を引き起こす原因にもなり得ます。

 

・認知症のリスクが増加する

歯を失うと脳への刺激が減少し、認知機能の低下を引き起こす可能性があります。噛む動作は脳への血流を促し、脳の活性化に役立つことがわかっています。しかし、歯が少なくなるとしっかり噛むことができなくなり脳への刺激が減少することで、認知症のリスクが高まることが報告されています。歯を守ることは単なる口腔の健康維持だけでなく、認知症予防にもつながる重要な要素なのです。

 

歯を失ってもあきらめないで!

もし歯を失ってしまったとしても、決してあきらめる必要はありません。そのまま放置せず、適切な治療を受けることで、口腔内の機能を回復し、健康な生活を維持することが可能です。現在では、歯を失った際の治療法として入れ歯、ブリッジ、インプラントなど、さまざまな選択肢があります。それぞれの治療法にはメリット・デメリットがあり、自分の口の状態やライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。

 

歯を失ったら、どんな治療方法がある?

歯を失った際の治療方法には、主に入れ歯・ブリッジ・インプラントの3つがあります。それぞれの特徴を知り、自分に合った治療法を選びましょう。

 

・入れ歯

入れ歯は取り外しができる義歯で、比較的手軽に作ることができる治療法です。部分入れ歯と総入れ歯があり、さまざまなケースに対応可能です。費用が比較的安くほとんどの人が装着可能で、外科手術が不要であることがメリットです。一方、装着時に違和感を生じることも少なくなく、しっかり噛めない、毎日の手入れが必要といったデメリットもあります。

 

・ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削り、橋渡しをするように人工の歯を固定する方法です。自分の歯を支えにするため違和感が少なく、しっかり噛めるのが特徴です。また、比較的短期間で治療が完了します。ただし、両隣の健康な歯を削る必要があることや、支えとなる歯に負担がかかることがデメリットとして挙げられます。

 

・インプラント

インプラントは顎の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を固定する治療法 です。天然の歯に近い噛み心地を得られるのが特徴で、他の歯に負担をかけることもありません。適切なケアをすれば10年以上使用可能です。しかし、費用が高い、手術が必要、治療期間が長い(数カ月〜1年)といったデメリットはあります。

 

今すぐ歯の健康を守る行動を

歯を失うことで、食事の楽しみが減るだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼします。噛む力が弱まると、胃腸への負担が増し、消化不良を起こしやすくなります。また、噛む刺激が少なくなることで脳の血流が悪くなり、認知症のリスクが高まるとも言われています。さらに、歯がないことで表情が変わり、自信を失ってしまう人も少なくありません。

 

しかし、歯を守る意識を持ち適切なケアを続ければ、80歳になっても自分の歯で食事を楽しむことが可能です。「歯を失うと運命が変わる」からこそ、今のうちから歯の健康を意識し、適切なケアを行うことが大切です。

 

まとめ

豊かな人生を送るためには、歯の健康を守ることが不可欠です。歯は一度失ってしまうと、二度と元には戻りません。しかし、適切なケアを続けることで、健康な歯を長く維持することは十分に可能です。「歯を失うと運命が変わる」ことを意識し、今日から歯を守るための行動を始めましょう。

 

予防治療を検討されている方は、茨城県筑西市にある山口歯科クリニックにご相談ください。
当院では、一般歯科や予防歯科、矯正治療、ホワイトニング、インプラント治療、口腔外科など、さまざまな歯科診療に力を入れています。
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