知覚過敏 〜お口豆知識
2019年10月30日
筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。
本日は気持ちよく晴れてくれて昨日の雨模様から気分も上々になりますね。
朝晩は冷え込みがきつくなってきていよいよ秋も深まってきた感じです。
さて、本日のお口豆知識は、「知覚過敏」についてお話しします。
むし歯ではないのに、冷たいものを口にしたとき痛い!と思われた経験のある方も多いと思います。
歯ブラシの毛先が触っただけでも痛かったり。場合によっては風があたっただけで、痛みを感じることがあります。
それは「知覚過敏」です。
むし歯や歯周病じゃないから、といって我慢をしていると、歯の神経を取らなくてはならなくなってしまうこともあるそうです。
もちろん、むし歯や歯周病になっているときや、歯周病の治療中にも知覚過敏になることがあります。
「知覚過敏」とは何かを知って、きちんと治療をしましょう!
様々な理由により、エナメル質がすり減ったり、歯の根っこがむき出しになると、象牙質を通して刺激が神経に伝わり「キーン」という痛みを感じるものです。
知覚過敏の原因と対処法
原因1:歯周病で歯ぐきが下がってしまった
歯周病になると、歯ぐきが少しずつ下がって来ます。すると刺激に敏感な歯の根っこが露出し、知覚過敏になります。
また歯周病治療により歯石を除去することで知覚過敏になることもあります。これらの場合は、まずはしっかり歯周病を治し、知覚過敏用の歯みがき剤などを使ってm歯の表面を強くする(再石灰化)必要があります。
原因2:かみ合わせ不良・歯ぎしり・食いしばり
かみ合わせが悪かったり、普段から歯ぎしり、食いしばりなどの癖があると、エナメル質が削れたり、あるいは楔状結束を引き起こし、知覚過敏の症状があらわれます。
根本的な治療のためには。かみ合わせや歯ぎしり、食いしばりの対処が必要です。
原因3:歯みがきで歯が削れている
歯みがきのちからが強すぎたり、研磨力の高い歯みがき剤を使用すると、歯の表面が削れて知覚過敏
になることがあります。
この場合は歯科医院で正しい歯みがきの指導を受け、さらに歯の表面を強くする(再石灰化を促す)歯みがき剤などを積極的に使うようにしましょう。
歯の再石灰化を促し歯周病やかみ合わせなどの根本原因を解消していくようにしたいですね。