知覚過敏 〜お口豆知識
2020年10月8日
筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。
天高く馬肥ゆる秋、などと申します。言われて空を見上げてみればなるほど、薄い雲が空高くたなびく様はまさに秋のものです。これからは台風の接近がありそうということで警戒していきましょう。
さて、本日は「知覚過敏」についてです。
むし歯ではないのに、冷たいものを口にしたときや、歯ブラシの毛先が触ったとき、場合によっては風があたっただけで、痛みを感じることがあります。
それは「知覚過敏」です。むし歯や歯周病じゃないから、といって我慢をしてると、歯の神経をとらなくてはならなくなってしまうこともあります。
もちろん、むし歯や歯周病になっているときや、歯周病の治療中にも知覚過敏になることがあります。
「知覚過敏」とは何かを知って、きちんと治療をしましょう!
知覚過敏の原因と対処法
原因1:歯周病で歯ぐきが下がってしまった
歯周病になると、歯ぐきがすこしずつ下がっていきます。すると刺激に敏感な歯の根っこが露出し、知覚過敏になります。また歯周病治療により歯石を除去することで知覚過敏になることもあります。これらの場合、まずはしっかりと歯周病の治療をして、知覚過敏用の歯磨き剤などを使用して、歯の表面を強くする(再石灰化)必要があります。
原因2:かみあわせ不良・歯ぎしり・食いしばり
かみ合わせが悪かったり、普段から歯ぎしり・食いしばりなどの癖があると、エナメル質が削れたり、あるいは楔状欠損を引き起こし、知覚過敏の症状があらわれます。根本治療のためには、かみ合わせ修正や歯ぎしり・食いしばりの対処が必要です。
原因3:歯みがきで歯が削れている
歯みがきの力が強すぎたり、研磨力の高い歯みがき剤を使用すると、歯の表面が削れて知覚過敏になることがあります。この場合は、正しい歯みがきの指導を受け、さらに歯の表面を強くする(再石灰化を促す)歯みがき剤などを積極的に使用します。
とこれまでみてきたように知覚過敏の原因は一つではありません。
症状が続くようでしたら歯科医院で相談された方がいいかもしれません。