口腔悪習癖 〜お口豆知識
2020年01月8日
あけましておめでとうございます。
この一年の皆様のご多幸をお祈りします。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、今日はお口の豆知識として「口腔悪習癖」についてお話しします。
みなさんは。無意識に行なっている癖が、歯並びやかみ合わせに影響していることをご存知でしょうか?歯はちょっとした力でも繰り返しかかることで少しずつ動いてしまうそうです。
とくに成長期のお子さんは日頃の悪い癖が歯並びやあごの発達に大きく影響を及ぼしてしまうと言われています。
こうした癖を「口腔悪習癖」と言います。
次にあげるような癖があったら要注意。もちろん大人の方も注意が必要です。
○指しゃぶり・爪を噛む癖
4・5歳になっても指しゃぶりをしていると、少しずつ歯が動き、出っ歯、受け口などの原因になります。子供さんには繰り返し注意を促し、本人に癖を直す意識をしっかり持たせましょう。また爪を噛む癖も歯並びを悪くします。大人にも多い癖なので注意してください。
○頬杖
ほおづえをつく癖があると、かみ合わせが深くなったり左右にずれてしまったりします。特にこどもさんのほおづえはあごの成長を抑えてしまい、骨格が小さくなることで歯並びまで悪くなる恐れがあります。
○舌癖
上下の前歯に舌を押し当てる癖があると少しずつ前歯がかみ合わなくなり、隙間ができてしまいます。
また、乳児はもともと舌を前に出して食べ物を飲み込みますが、歯が生えてもこの習慣が残っていることがあります。しっかりチェックして正しい飲み込み方ができるようにしていきましょう。
また、舌で奥歯を押していると奥歯が揺れる原因にもなります。
○唇を噛んだり吸ったりする癖
上唇を噛んだり吸ったりする癖があると受け口に、反対に下唇を噛んだり吸ったりする癖があると出っ歯になってしまいます。子供さんだけでなく大人にもみられる癖ですので意識してしっかり直すことが大事です。
いろいろとお口にまつわる悪い癖はありますね。
歯並びによくないものも多いですから気をつけていきたいですね。