舌ケアしてますか? 〜お口豆知識
2019年06月19日
梅雨の晴れ間が気持ちいいです。貴重な晴れ間でお洗濯に忙しくされてる方もいらっしゃるでしょうか。
さて、本日はお口のニオイについてです。。
自分で気になってるけどなかなか人に聞いたりできず悩まれている方もいらっしゃいますのではないでしょうか。
そもそもお口のニオイとはどんなものなのでしょうか?
1.生理的なお口のニオイ
歯の周りや舌の上は、食べかすや歯垢、剥がれ落ちた粘膜などの汚れが溜まりやすい場所です。お口の中の細菌がこれらをエサにして腐らせることでガスが発生します。これを揮発性硫黄化合物(VSC)と呼びます。程度に差はありますが、誰もが持ちうるニオイです。
2.食品由来のお口のニオイ
食べ物のニオイ成分やアルコールが九州されると、血液で全身をめぐり、やがて、肺を通して呼吸とともにお口から出てきます。これもニオイのもとです。
3.体調が良くないと起こるお口のニオイ
歯周病やのど・鼻・胃腸の健康状態によっては特有のガスが発生し、お口のニオイの原因になることがあります。
生理的なお口のニオイは、生活のリズムによって強くなったり弱くなったりします。普段お口の中はだ液で常に洗い流されてキレイな状態ですが、だ液が減るタイミングではニオイ成分が発生しやすくなります。
一般的に、朝起きた時や食事の前など、だ液の分泌が減る時間帯には、お口のニオイが強くなることが知られています。
また、ニオイの原因である「舌の汚れ(舌苔)」が多く付着していると、お口のニオイも強くなる傾向にあります。
一方で、食事をとると、舌の汚れ(舌苔)が食べ物でこすれて取れたり、だ液で流されたりするため、ニオイが低下します。
ここで出てきた舌苔とはどのようなものなのでしょう?
鏡で自分の舌を見ると白っぽい汚れが付着していることがあります。これがお口のニオイの大きな原因となる「舌苔」です。この舌苔はお口の細菌や食べかす、剥がれ落ちた粘膜などがたくさん付着してできた汚れです。
お口のニオイの約6割が舌の汚れ(舌苔)に起因しているとも言われています。
お口のニオイは、人とのコミュニケーションの妨げにもなります。
ご自分の舌の汚れを一度鏡で確認してみるのもよいですね。
毎日しっかりとケアして気をつけたいですね。
歯みがきも大事ですが、ニオイという点では舌みがきも非常に有効です。
タブレットやタンクリーナー等で舌苔をキレイにケアできるものもあります。
心配な方はお気軽に歯科医院で相談されてください。