二次むし歯の原因(かぶせもの) 〜お口豆知識
2019年06月5日
筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。
6月になって昼が長くなったのを実感するようになりました。
夕方も7時ぐらいまでは明るくなんとなく1日を長く使えているように思えます。
梅雨入りするまでの貴重な晴れ間のひと時有意義に使っていきたいものですね。
さて、今回は二次むし歯についてです。
治療したはずの歯がまたむし歯になるということは無い話ではありません。
むし歯になってしまった場合、「かぶせもの」などを制作して歯を元の形にします。しかし、むし歯は治療をしたからといって「もう安心!」というわけではありません。実はむし歯は治療した箇所こそ注意が必要なんです。
なぜなら、「かぶせもの」をしたところは、様々な理由により再びむし歯になってしまうリスクが大変高いのです。こうしてできてしまうむし歯を「二次むし歯」といいます。
一度むし歯になったということは、その部分がもともと危険な部分であるともいえます。
例えば、むし歯の原因となる歯垢(プラーク)がたまりやすかったり、あついはブラッシングしにくい部分であることが多く、こうしたところは再度むし歯になってしまう可能性が高くなります。
「かぶせもの」はできるだけ歯との境目に段差や隙間ができないよう、丁寧に制作されます。
しかし、長年の使用などにより、どうしてもミクロン単位での段差や隙間ができてしまい、この隙間に歯垢(プラーク)がたまり二次むし歯の原因となります。
「かぶせもの」は特殊な接着剤でしっかり接着されています。この接着剤はそれ自体が隙間を埋める効果ももっていますが、お口の中で長年使用していると、どうしても接着剤が少しずつ溶けてしまいます。そこに隙間ができ、歯垢(プラーク)がたまって二次むし歯になってしまうのです。
一度治した歯でもこうしてむし歯になってしまうこともありますので定期的に検診を受けてお口の中の状態をチェックしてもらってくださいね。