入れ歯によるむし歯、歯周病 お口豆知識
2018年08月29日
筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。
今年は台風の当たり年なんでしょうか。
8月に入ってからなんと9個も発生しているそうです。
防災の日を前に天気予報やニュースが気になりますね。
さて、今日は入れ歯とむし歯歯周病のお話しです。
入れ歯にしたからむし歯にならないのでは?と思われる方も多いようです。
入れ歯はプラーク(歯垢)がたまりやすいと言われています。
むし歯や歯周病、口臭の原因は「細菌」によるものです。
実はプラーク(歯垢)とはただの食べかすではなく、様々な病気を引きおこす「細菌のかたまり」です。その数は、わずか1mgのプラークに10億個とも言われています。
プラーク(歯垢)がたまりやすい入れ歯は、様々な病気を引き起こしやすいので、しっかりしたお手入れが必要です。
入れ歯は取り外しが可能になっているため、どんなに精密に製作しても、使用していると歯ぐきを入れ歯の間に隙間が生まれます。
そこにプラーク(歯垢)がたまりやすくなります。
部分入れ歯はしっかりと固定できるように「クラスプ」とよばれるバネがついていますが、このバネの部分にもプラークがたまりやすくなります。
プラスチックの入れ歯は水分を吸収しやすく、さらに柔らかいため細かい傷もできやすくなっています。そのため、プラーク(歯垢)が付着しやすくしかも清掃しても取れにくくなります。
このように入れ歯はプラークがたまりやすくいろいろな病気の原因ともなってしまいます。
しっかり入れ歯の手入れをして細菌がたまらないようにしていくことが大事ですね。