医院ブログ|山口歯科クリニック

アイコンJR「下館駅」車で10分

電話でのお問い合わせ

アイコン0296-23-3663

キービジュアル

歯周病予備軍

2022年03月17日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。

暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものです。先週からぐっと暖かくなって桜の蕾も大きく膨らんで春になってまいりました。

花粉症対策、感染症予防をしっかり行なって外へ出て歩き回りたくなります。

 

今回は歯周病の予備軍ってどんなものがあるのか考えてみたいと思います。

歯周病は、「歯周病菌」が歯を支える骨を溶かし、最後には歯が抜けてしまう病気です。

よく言われているのは以下に挙げるようなことは歯周病を引き起こす原因となります。

歯周病の予備軍というわけです。

 

1.喫煙者

「喫煙者は歯周病リスクが約5倍」というデータがあるぐらいに、お口にとってマイナスでしかありません。また、歯肉が硬く血行が悪くなるため、歯ぐきが腫れたり出血しにくくなります。「気づいた時には歯を支える骨が半分以上溶けていた」ということもあります。

 

2.薬の副作用

薬によっては、「大駅が出にくくなる」など、お口に影響のいある副作用をもつものがあります。唾液には、細菌やウイルスを退治してくれる作用があるため、唾液が出にくくなることで歯周病のリスクが高くなります。お薬の情報をしっかり確認し、不明な点は医師や歯科医師に相談されるとよいでしょう。

 

3.糖尿病

歯周病は糖尿病の合併症の一つとされており、さらにお互いを悪化させる関係にあることがわかっています。歯周病予防や治療が糖尿病の悪化を防ぎ、治癒につながります。

 

4.不十分な歯みがき

歯みがきが不十分な方は、確実に歯周病菌がお口の中で増殖してしまいます。また、歯ブラシだけでは4割もの磨き残しがあるとも言われており、「フロス」や「歯間ブラシ」も使用しないとしっかり細菌を減らすことはできません。

 

5.口呼吸

普段から口で呼吸する方は口の中が乾燥しやすくなり、「唾液」が少なくなります。「唾液」には抗菌作用や細菌を洗い流す作用があります。つまり、口呼吸により唾液が少なくなると歯周病菌を増だんさせやすくなってしまいます。

 

6.妊娠中、閉経前後

閉経前後は、「慢性剥離性歯肉炎」という歯ぐきの炎症を引き起こすことがあります。また妊娠中はホルモンの影響で歯肉炎を起こしやすくなります。さらに、お口の細菌が血流に入り込み、全身に回ると、早産や低体重児出産のリスクを高めてしまいます。

 

お口の中は、普段からどんなに歯を磨いても、自分では取り除けない細菌の温床(バイオフィルム・歯石)が必ずできてしまいます。これを確実に取り除くのは、医師、歯科衛生士による「プロフェッショナルケア」の役割です。一生豊かな食生活を送るためにも、ぜひ定期的なプロフェッショナルケアを習慣にしてください。

妊娠中の歯のお手入れ  〜お口豆知識

2022年03月10日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。

三寒四温で春はやってきます。明日は18度になるということでぽかぽか陽気になりそうです。

寒さももう少し、春はもうすぐです。

 

さて、今日は妊娠中のお口のお手入れについてです。

妊娠中は、できるだけ歯の治療は避けたいものです。むし歯の大敵は甘いものと不規則な食生活。妊娠中は甘いものが欲しくなりがちですが甘いものを食べたい時はお菓子などは避けましょう。また、間食もむし歯の原因になりますので、出来るだけ控えるようにしましょう。

妊娠中は、味覚や嗅覚が敏感になり、歯磨き怠りがちになります。そんな時は、無理をせず、できるときに歯を磨きましょう。

妊娠中はホルモンの分泌が盛んになります。このホルモンを好む細菌が増殖し、歯周炎を引き起こすことがあります。これを妊娠性歯周炎といいます。歯周炎になると、歯ぐきが腫れたり、出血したりします。場合によっては早産の原因になることもありますので、しっかりしたケアが必要です。

 

つわりがひどい場合の歯みがき法についてもご紹介しておきます。

・時間にこだわらない

歯みがきは食後できるだけ早くするほうが良いですが、つわりがひどい場合などは、無理をせず体調のよい時に歯をみがきましょう

・小さめの歯ブラシを使いましょう

大きい歯ブラシはのどを刺激しやすく、吐き気も感じやすくなります。なるべく小さめの歯ブラシを使用して、刺激を少なくしましょう。

・歯みがき粉

歯みがき粉の匂いで気持ち悪くなることもあります。ブラッシングで大切なのは、歯みがき粉の良し悪しよりも、まずはしっかり丁寧に磨くこと。ですから種類にこだわらずできるだけ香料の少ないものを選んでしっかりみがきましょう。

・下を向いて歯をみがきましょう

歯みがきをしていると、だんだん唾がたまってきます。唾がのどの奥にたまると吐き気を感じやすくなりので、下を向いて歯をみがきましょう。

 

妊娠中の歯みがきやお口の中のことでお困りのことがあるようでしたらお気軽にスタッフにお声掛けください。

口呼吸  〜お口豆知識

2022年03月3日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。

3月に入って年度末で忙しくなる方も多いようです。

しっかり足元見ていきましょう。

 

さて、本日は、口呼吸についてです。

マスクを常にしている状況でお口で呼吸するようになった方も多いことと思います。

つい鼻だけだと息苦しく感じて口呼吸になってしまうんですね。

人は「鼻から吸って」「鼻から吐く」のが普通ですが、無意識のうちに「口で呼吸している方がいらっしゃいます。

これを「口呼吸」と言ってある調査では小学生以下の80%以上が「口呼吸」とも言われています。

「鼻でも口でも同じじゃないの?」と思われる方も多いですが、実は大きな違いがあるようです。

 

①口呼吸はむし歯・歯周病になりやすい

むし歯や歯周病の原因は「細菌」です。実は、お口の中の細菌は、だ液の作用により活動が抑えられています。これが「口呼吸」になってしまうと、口が渇いてしまい、だ液が出にくくなる、つまり、むし歯や歯周病になりやすいというわけです。

 

②睡眠時無呼吸症候群の原因になる

睡眠時にも「口呼吸」をしていると、舌の位置がのどの方に下がりやすくなります。すると舌が気管をふさいでしまい、空気が入らなくなって睡眠時無呼吸症候群になりう恐れがあります。

 

③口呼吸は病気になりやすい

鼻呼吸の最大の利点は鼻毛。繊毛によりウイルス、細菌が体内に入るのを防いでくれること。口呼吸をしていると、こうした病気の原因となる物質が肺に入るのを防ぐことができず、様々な病気になりやすいと言われています。

 

④口呼吸は口臭の原因になる

「口臭」は食べ物などが原因の場合もありますが、多くの場合はお口のなかにいる「細菌」によるものです。

口呼吸になるとだ液が減って細菌が増えてしまいますから当然口臭の原因にもなるというわけです。

 

口呼吸の対処法としては、

①1日数時間、紙をくわえる

紙を口にくわえることで、口が閉じ矯正的に鼻呼吸になります。日中の起きている時間で、1日数回、1回1時間ほど。これを数週間続けると効果が現れます。

②仰向け寝・鼻孔拡大装置を使う

睡眠時などは、まず鼻呼吸しやすいように、仰向けで寝るようにします。また、寝る前に鼻を洗浄したり、鼻の穴を拡大する装置などをつける方法も有効です。

 

自分で気づいていればこれらの対処法で改善できるかもしれませんね。

口呼吸のリスクを知って鼻呼吸を意識していきましょう。

初診「個別」相談へのご案内

電話での問い合わせ

電話

月・火・木・金:
09:00 〜 13:00 / 15:00 〜 18:00
土:
09:00 〜 17:00 (途中1時間の休憩あり)
休診日:
水・日・祝祭日

このページの先頭に戻る