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2018年8月 1日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。
厳しい暑さで8月もスタートしました。
体調崩されていませんか?

さて、本日のお口豆知識は「喫煙と歯周病」の関係についてです。

まずはこの表を見ていただきます。
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発ガン性物質やさまざまな有害物質を含んでいる煙草の煙。様々な健康への悪影響が知られていますが、歯周病も例外ではありません。

歯周病は細菌感染によって歯周組織が破壊される病気。喫煙による一酸化炭素やニコチンの摂取により、血管収縮、免疫力の低下などを引き起こし、歯周病菌の活動が活発化します。ある統計によると、喫煙者の歯周病リスクは非喫煙者の2〜6倍にも高くなるといわれています。

1日に吸う本数によって歯周病のリスクが高まっていくのです。

歯周病治療は口腔内の歯周病菌を減らし、人間本来のもつ自然治癒力を利用して歯周組織の状態を改善させていきます。
つまりどんなに歯科で治療をしても、患者さんのもつ治癒力が低ければ、状態がなかなかよくなりません。

そのため、喫煙はその有害物質により、自然治癒力に大きな悪影響を及ぼし、歯周病の治りを悪くします。
それだけでなく、重症化しやすくなりますので十分な注意が必要です。

ということは、喫煙者は歯周病にかかりやすく、治りが悪いということが言えそうです。

このところの健康志向を求める動きから公共の場所や飲食店など分煙化から禁煙化へとどんどんシフトしてきています。

受動喫煙対策を強化する健康増進法の改正案が本年3月9日に閣議決定されたりと喫煙を取り巻く環境はますます世の中の禁煙に向けて加速していきそうです。
受動喫煙での歯周病との関連は分かっていませんが少なからず影響はあるのでしょうね。

私も喫煙者ですがなかなか禁煙には踏み切れないです。でもこうしたいろんなリスクを思うとそろそろ考えないといけないのかなとも思ってみたり。
禁煙外来で通院して禁煙を成功させる方も多いときくとそれならやってみようかなとも思ってみたり。

話はそれましたが、大事なのは喫煙は歯周病にも影響があることを認識しておくことです。
せっかく定期検診で歯医者さんに通って歯磨きもしっかりしているのに歯周病が進んでしまうのはちょっともったいないですよね。

喫煙と健康、私もそろそろ本気で考えないといけないと思っています。

お口元からの健康守っていきたいですね。


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山口歯科クリニック 院長 山口和郎 山口歯科クリニック
院長 山口和郎

当院のブログへご訪問いただき、誠にありがとうございます。

私はここ筑西市で、父も祖父も医師という家庭で育ちました。父や祖父が患者さんの健康を第一に考えた診療を行っているのを幼い頃から見ていたため、自分も患者さんの人生と向き合うことができる医療という仕事に従事したいと思うようになりました。

今でもその頃の強い気持ちに変わりはなく、歯科医師ならではの「食べること」という、より根源的な部分で直接患者さんに関われるという点に大きなやりがいを感じています。