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2018年8月 8日

筑西市からこんにちは、山口歯科クリニックのはまです。
台風の影響で風が強くなっていますね。今夜の台風の動きに注意していきましょう。

さて、本日のお口豆知識は、「入れ歯のお手入れ」についてです。

入れ歯はその構造上、歯茎との隙間があり、ここに食べかすやプラーク(歯垢=細菌のかたまり)がたまりやすくなります。
また、部分入れ歯にはクラスプと呼ばれる固定用のバネがついており、ここにも同じように食べかすやプラーク(歯垢)がたまります。
入れ歯を不衛生にしておくことで、むし歯、歯周病、口臭などの原因となりますので、しっかりとしてお手入れが必要です

入れ歯の掃除の基本はブラッシングです。
必ずお口から取り外して隅々まで細かく掃除することが大切です。
入れ歯はプラスチックでできているものが多いため、研磨剤入りの歯磨き粉を使わず、あまり強く磨きすぎないことが大切です。
専用の入れ歯用ブラシを使用し、やさしく磨きましょう。
クラスプ(バネ)の部分は特に念入りに磨きましょう。

細かな部分の汚れをとるには、付けおきの洗浄剤を使うのも効果的です。
例えば、このようなものは使いやすいでしょうか。
「入れ歯洗浄剤キラリ」
http://www.nissin-dental.jp/products/materials/allmaterials/kirariJ/index.html
洗浄剤キラリは当院でも取り扱いがあります。ご質問はお気軽にスタッフまでお声かけしてくださいね。

熱いお湯に入れると入れ歯が割れてしまうことがあるので、必ずぬるま湯につけてください。
また、洗浄剤をあまり頻繁に使いすぎると、入れ歯の耐久性を短くすることもあります。

おやすみの時に入れ歯を外した方がいいかどうかは、お口の状態によります。
歯科医院で確認してみてください。
外す場合は、入れ歯は乾燥すると割れやすくなってしまいます。
必ず水などにつけておくようにしてください。


入れ歯にも歯石がつきます。
歯石は細菌が繁殖する下忍となりますが、除去するのが難しいので、定期的に歯科医院で取り除いてください。
また、入れ歯はお口の状態の変化により不具合を起こしやすいので、そのチェックのためにも定期的な来院をお勧めします。
入れ歯が合わないからといって、使うのをやめてしまうと、お口全体の寿命が短くなってしまいますので、必ず歯科医院に相談してくださいね。

入れ歯はお口に馴染んでしっかり噛めるようになるまで調整や時間がかかったりすることも多いですが、あきらめずにしっかり歯科医院で調整をして使っていただくことが大事です。
何かご質問があれば遠慮なくお声かけてくださいね。

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山口歯科クリニック 院長 山口和郎 山口歯科クリニック
院長 山口和郎

当院のブログへご訪問いただき、誠にありがとうございます。

私はここ筑西市で、父も祖父も医師という家庭で育ちました。父や祖父が患者さんの健康を第一に考えた診療を行っているのを幼い頃から見ていたため、自分も患者さんの人生と向き合うことができる医療という仕事に従事したいと思うようになりました。

今でもその頃の強い気持ちに変わりはなく、歯科医師ならではの「食べること」という、より根源的な部分で直接患者さんに関われるという点に大きなやりがいを感じています。